気に入った車を購入したら、1日でも早く運転したいとワクワクするものです。ところが、中古車も新車と同様に購入に際してさまざまな手続きが必要です。ただ、この手続きをスムーズに済ますコツがあるので、早く納車してもらいたい人は試してみてはいかがでしょうか。そんな中古車をスムーズに購入するコツと、中古車を購入する流れをお話します。

 

1.中古車の購入の流れとは？

中古車は中古車販売店で代金を支払えばすぐに乗って帰れるものではありません。納車されるまでの流れは次の通りです。

 

1-1.購入したい車の検討

現在は多くの中古車販売店でホームページに在庫車を掲載しているので、家に居ながらにして希望の車種を探すことが可能です。ただし新車とは違って中古車は年式や走行距離、車体の状態など1台ずつ異なるので、候補を絞ったら必ず実店舗に出向いて実車を見て確かめましょう。小さな傷などは、実際にチェックしなければ分からないものです。

 

1-2.ローン審査

一括で購入するなら不要ですが、分割払いを希望するなら金融機関のローン審査の手続きが必要になります。

 

1-3.駐車場の確保

中古車を購入したら、必ず必要になるのが駐車場です。駐車するスペースを確保して「車庫証明書」を取得しないと、中古車を購入することもできません。マンション住まいの人はマンションの駐車場を契約すればいいのですが、それにも管理会社と契約についてのやり取りをするのに時間がかかってしまうものなので注意しましょう。

 

1-4.書類の準備

中古車の購入に当たって、必要な書類がいくつもあります。それぞれ市役所や陸運局へ出向かないと取得できないものもあります。中古車販売店が代行して書類を作成・取得してくれるものもあるので、時間が無い人は依頼するのもおすすめです。

 

具体的にどのような書類が必要になるかは、別の章で詳しく紹介していきます。

 

1-5契約と支払い

書類が全部そろったら、中古車販売店との契約になります。契約書は、書かれていることをしっかりチェックし、不明な点は説明を受けた上でサインしましょう。その後、代金の支払いもします。

 

1-6.任意保険への加入

加入が義務付けられている自賠責保険では保障の範囲が狭く、保障されるのは相手のみです。任意保険なら自分の補償も含まれます。新しい車に慣れない時期に事故を起こしやすい傾向があるので、任意保険も加入するのがおすすめです。以前から任意保険に加入していた人が車を乗り替える場合には、以前の車から新しい車へと保険を切り替える手続きがあります。

 

1-7.納車

契約と支払い、任意保険の加入が済んで1週間から2週間ほどで納車になります。中古車販売店が遠方の場合、店頭で受け取って自宅まで運転して帰るのは大変です。輸送費はかかりますが、自宅まで持ってきてもらうこともできます。

 

2.中古車店に行く前にこれを決めておくとスムーズ！

中古車店に行ってから車を選ぶのでは、車選びに非常に時間がかかってしまいます。事前に次の3点について決めてから中古車店に行くと、購入がスムーズになります。

 

2-1.予算

予算というと車体代だと思われがちですが、実際には税金・車両保険代・駐車場代・車検代・ガソリン代・修理代などもかかってきます。車両代は一度支払えば済むものですが、その他のものは定期的に支払う必要があるものばかりです。車の毎月の維持費は3万円から5万円だと言われています。それらも考慮した上で予算を立てましょう。

 

2-2.車種

車種はついついルックス重視で決めてしまいがちですが、ライフスタイルに合った車を選ぶようにしましょう。普段何人乗せることになるのか、使用頻度や運転距離はどれくらいか、駐車場に入れやすい大きさはどれくらいかなど、自分のライフスタイルに合った車種を絞っておけばスムーズです。

 

2-3.販売店

中古車販売店には、軽自動車専門店や特定のメーカー、特定の車種を扱う販売店、輸入車専門店などがあります。正規ディーラーが販売する中古車や、個人間で売買するオークションで購入する方法もあります。希望の車を売っている販売店を、まずはネットで絞り込んでおくといいでしょう。

 

3.早く納車したい時は…

1日でも早く納車したい人は、次の3点を気にしてみましょう。

 

3-1.書類を事前に用意する

準備が必要な書類とは、「車庫証明書」「印鑑証明書」「委任状」「住民票」です。車庫証明書は警察署で申請するものですが、中古車販売店に代理をお願いできます。実印を持っていない人は実印を作ってから、市町村の役場で印鑑証明をもらいましょう。委任状は、販売店に名義変更手続きを代行してもらう時に必要です。名義変更の手続きは自分でもできますが、陸運局に出向く必要があるので、委任する人が大半です。

 

これらの書類をそろえるのに時間がかかると、その分納車も遅れてしまいます。中古車選びと並行して用意できる書類から用意しておけば、最短で納車できるでしょう。

 

販売店側では、「自動車検査証明書」と「自賠責保険証明書」が用意されます。

 

3-2.日柄を気にしない

自動車業界の慣習で、納車日は大安や友引など日柄の良い日に設定されることが大部分です。そのような日柄を気にしなければ最短で納車できるので、販売店にその旨を伝えてみるのがおすすめです。

 

3-3.車検切れの車は選ばない

車検期間が残った状態で売られている中古車と、車検が切れた中古車とがあります。車検が切れていると再度車検を受けてからの納車になり、時間がかかってしまいます。

 

4.まとめ

中古車を購入するにはさまざまな手続きがありますが、前もって見通しを持っておくことでスムーズに納車まで進むことが可能です。販売店が代行してくれる手続きも多々あるので、親身になってくれる販売店を探してみましょう。

 

「有限会社エターナル」では、WEBサイトに販売中の中古車を多数掲載中です。掲載されていない車種をお探しすることも可能です。また、「輸送費用が知りたい」「傷の写真が見たい」「諸費用込みの見積もりが欲しい」などのご要望も承っております。納車までの期間についても、整備が不要か必要かなどご要望をお聞きしながら迅速な納車を心がけております。中古車のご購入で不明な点があるという方も、お気軽にお問い合わせください。